Jinsen's パイプ

カテゴリ:ハーフ&ハーフ( 2 )

ハーフ&ハーフはラッキーストライクだった!

a0150949_16302349.jpg


 ハーフ&ハーフの起源が知りたくてちょっと調べてみたらやっぱり元はラッキーストライクでした!
 ラッキーストライクはアメリカのR.A.Patterson社が1871年に売り出した噛みタバコが始まり。まだ紙巻きは少なく、噛みタバコとパイプがタバコの主流だった時代だが、まもなく紙巻きも発売した。しかしこの会社は1905年、かのタバコの帝王、ジェームズ・デュークのアメリカンタバコ会社に買収され、競争会社のR.J.Reynold's社のタバコ、キャメルの対抗馬とされた。
 1909年、アメリカンタバコ会社は同社の別ブランド、バッキンガム・タバコとこのラッキーストライクを混ぜ合わせて新商品を売り出した。これがハーフ&ハーフで、この命名は2種のタバコ葉のブレンドというより、2社のタバコのブレンドの意味合いがあったように思われる。パイプ葉と紙巻き、両方売り出した。
 前に書いた記事に海外レビューからの引用で「昔の缶にラッキーストライク&バッキンガム・ブライトとあった」と紹介したがそれがこの新商品だったのだ。この表記が1939年まで続いたそうだが、その後ハーフ&ハーフは独立したブランドとして一人歩き始め、ラッキーストライクとは別れる。1980年代になってアメリカンタバコはハーフ&ハーフを手放したのでいまのピンカートン社(スウェディッシュ・マッチ社の傘下)に引き継がれた。
 おもしろいモンである。人に歴史あり、とはいわれるがタバコの銘品にも数奇な歴史があるんだなァ。

[PR]
by jinsenspipes | 2010-02-05 16:36 | ハーフ&ハーフ | Comments(6)

ハーフ&ハーフ

a0150949_1137599.jpg


 昔むかし、初パイプを買ったとき、ショップの店員さんに薦められて買ったのがこれとアンフォーラの赤だった。適切な推薦だったと思う。そのあとダンヒルのマイ・ミクスチャー965を知ってからは吸わなくなったのだが。
 バーレーとバージニア、半々にまじるのでこの名前がつくという。プリンス・アルバートと並ぶアメリカの代表タバコだがあちらはバーレー葉のみ、こちらはバージニアが半分。
 開けると熟した果実かお酒かと思わせる甘い香りと、独特のトップ・フレーバー、どうやらクローブ(丁字)のようだ。インドネシアのガラム・タバコの名物香料である。ほどよく湿り気があり、詰めやすい。火つきもよいし火持ちもよい。吸ってみると、強烈なバーレー味にクローブの匂いがまじる。ぼくが初めて味わったのがこの、やや焦げた感じのバーレー味だった。あの頃はこれがパイプの味なんだと思ってましたね。
 かなり甘い。ケーシングはリコリスと思う。しかし吸っていくうちに表面のバーレー味の奥にしっかりバージニアの風味が感じられる。プリンス・アルバートになかった味である。これがちょっと不思議な感覚で、匂いとしてはきついバーレーの匂い、舌と口腔にくる味としてはバージニア。なんともユニークなタバコである。
 ある海外のレビューに、物置を探したら1920年代のこれの缶がでてきた。いまのポーチや缶には「バーレー&ブライト(バージニアの別称)」とあるがそこには「ラッキーストライク&パッキンガム・ブライト」と書かれ、ハーフ&ハーフは紙巻きのラッキーストライク味だ、というのがあった(ある人はキャメルに似ていると書いている)。いずれにしても典型的なアメリカンタバコのテイストだと思うが、ボディにバージニア味を据えたあたり、ヨーロッパ人にも愛好家が多いようだ。
 昔、ぼくはバーレーの匂いは痛烈に感じたが、ボディのバージニアまでは感覚できなかった。いま吸い直してみたら、これ、なかなかいいじゃん。ジョン・ウェインの西部劇映画みたくなったらこれを吸ってみよう。

[PR]
by jinsenspipes | 2010-01-20 11:44 | ハーフ&ハーフ | Comments(2)