Jinsen's パイプ

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エソテリカ: マーゲイト ( Esoterica: Margate )

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 このたばこを薦めてくださったのはときどきコメントをいただくtango6さんである。たしか天邪鬼さんからもコメントをいただいたと思う。tango6さんはバージニア無しでラタキアとオリエントだけでまとめたたばこと書かれた。エッ。そんなのありなの。さっそく注文してみた。
 缶をあけるとおなじみのラタキアの香り。火をつけると、ウッ、ラタキアの燻製臭、オリエントの刺激臭、それと強い甘みが舌にきた。かなりな甘さでラタキアってこんなに甘かったかと思う。ちょっと大げさにいうと、とろんとした甘さのなかにラタキア独特の香りとオリエントの刺激がゆらゆら漂う、なんとも魅力あるたばこだった。
 しかしほんとにバージニア無しなんだろうか?
 会社の紹介文にこうある。
「クラシカル・イングリッシュ・ミクスチャー( a classical English mixture )です。いまは市場から姿を消したオールドスタイルで作られたすばらしいたばこの一つ。良質のオリエンタル葉とたっぷりのキブロス製ラタキアがこのリッチでフルボディな味の鍵になっています。バランスよく、しっかりした味わいにきっと満足されるでしょう」
 アメリカのたばこレビューのサイトでは葉組をラタキアとオリエントだけとしバージニア葉の記載はない。投稿された評者のレビューを読むと、やはりこのあたりは半信半疑で、バージニア葉無しと書いた評者と、ありと書いた評者にわかれる。
 ぼくの感想だが、バージニア葉の味はまったく感覚できないのだが、ときおりフッと、あ、これは、と感じることがあった。ある種の草の匂いがくることがある。しかし吸い慣れたバージニアのものとはやや違うような気もする。ラタキアもオリエント葉の一種だし、オリエント葉ならこれはたばこ葉なんだからやはり草の匂いはあるはずである。ただぼくはオリエント葉の味や香りについては明確なイメージをもたない不勉強者なのでこれはバージニアではない、オリエント葉のものだと断定できない。オリエント葉についてはマクレーランドに名品がたくさんあるからそのあたりで勉強しなければいけないですね。
 たまたまラッキーなことにSG社のコモンウェルスが空いていた。しめたとばかり比較してみた。コモンウェルスはバージニアとラタキアを半々にブレンドしたたばこで、ラタキアの燻製臭は充分くるがバージニア葉の味もしっかりくる。オリエント葉はないのでスパイシー味はこないが、そのかわりこちらのラタキアはかなり骨太でたんに燻製臭だけでなく複雑な味わいがある。そこにバージニア味がからむので一層複雑な味になる。共通するのは甘さで、コモンウェルスもかなり甘く、これはストレートなバージニアたばこには無いものである。これがラタキアの甘みなんだろう。しかしコモンウェルスは甘みを感じるまえに複雑な味がさきにきてしまうようである。
 それと比べると、マーゲイトは、さきにも書いたが、まずとろんとした甘みがきてそこにラタキアの香りとオリエントのスパイス味がのる。このラタキアはコモンウェルスよりシンプルでやや線が細い。かわりにオリエントの味わいがいい香辛料となっている。コモンウェルスはさすがSG社の看板たばこと思える風格があるが、マーゲイトはそれより軽く、シャレた味わいで、やはり他に類似品を思いつかない逸品として存在感があった。
 しかし、エソテリカは、ドーチエスターのペリクといい、マーゲイトのラタキアといい、シャレた味のたばこが目白押しですね。ぼくはようやくエソテリカというブランドの全容がわかりかけてきた。

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by jinsenspipes | 2012-11-14 11:32 | エソテリカ | Comments(28)