ガーウィズ・ホガース: エナーデール
缶を開けるとビニール袋に詰めたブロークン・フレーク。香りを逃がさない配慮と思うが、その香りがかなり強烈。なんていうか、線香の匂い、おじいちゃんの箪笥の引き出しをあけたときの匂いというか、そんなところ。しかし火をつけると意外と匂いが収まり、バージニアの甘さがどーんとくる。うれしくなってくゆらせていると、シナモンかミントのような清涼な香りもあって奥が深い。うちのカミさんは「いい匂いネ、香水みたい」というから嗅覚はさまざまである。
イギリスのタバコレビューを読むとみなさん絶賛で、懐かしいとか、おなじみのとか賛辞が並ぶ。誰もが例にあげるのが、Condor、st Bruno、どちらもイギリスで売上トップのパイプ・タバコである。ガーウィズ・ホガースはマイナーな会社だから宣伝文句にもこれらの銘柄をあげて「おなじみのイギリスの香り」と書いている。してみると、この香りはイギリス好みのということになるのだろうか。
何度がやってるうちに匂いも心地よくなり、なんかクセになりそうな気がする。