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Jinsen's パイプ

ガーウィズ・ホガース: エナーデール

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 ガーウィズ・ホガースの看板タバコ、エナーデール。バージニアに香りづけのため少量のバーレーが混じる。
 缶を開けるとビニール袋に詰めたブロークン・フレーク。香りを逃がさない配慮と思うが、その香りがかなり強烈。なんていうか、線香の匂い、おじいちゃんの箪笥の引き出しをあけたときの匂いというか、そんなところ。しかし火をつけると意外と匂いが収まり、バージニアの甘さがどーんとくる。うれしくなってくゆらせていると、シナモンかミントのような清涼な香りもあって奥が深い。うちのカミさんは「いい匂いネ、香水みたい」というから嗅覚はさまざまである。
 イギリスのタバコレビューを読むとみなさん絶賛で、懐かしいとか、おなじみのとか賛辞が並ぶ。誰もが例にあげるのが、Condor、st Bruno、どちらもイギリスで売上トップのパイプ・タバコである。ガーウィズ・ホガースはマイナーな会社だから宣伝文句にもこれらの銘柄をあげて「おなじみのイギリスの香り」と書いている。してみると、この香りはイギリス好みのということになるのだろうか。
 かなり壊れたフレーク状で、ダンヒルのフレークのように整然としてないので、ハテ、ほぐして吸うべきか、このまま二つ折りに吸うべきか、迷うところである。思いきって形がしっかりしたところは二つ折り、そこに壊れたのもブチこんで乱暴にやってみたがこれでも充分いける。フレークタバコは二つ折りして詰めればいいだけだから楽でいいし、もともと燃焼度合いを計算してあるから自然に燃えるままにくゆらせればよくて楽である。
 何度がやってるうちに匂いも心地よくなり、なんかクセになりそうな気がする。

by jinsenspipes | 2009-12-30 22:56 | ガーウィズ・ホガース