Jinsen's パイプ

ハーフ&ハーフ

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 昔むかし、初パイプを買ったとき、ショップの店員さんに薦められて買ったのがこれとアンフォーラの赤だった。適切な推薦だったと思う。そのあとダンヒルのマイ・ミクスチャー965を知ってからは吸わなくなったのだが。
 バーレーとバージニア、半々にまじるのでこの名前がつくという。プリンス・アルバートと並ぶアメリカの代表タバコだがあちらはバーレー葉のみ、こちらはバージニアが半分。
 開けると熟した果実かお酒かと思わせる甘い香りと、独特のトップ・フレーバー、どうやらクローブ(丁字)のようだ。インドネシアのガラム・タバコの名物香料である。ほどよく湿り気があり、詰めやすい。火つきもよいし火持ちもよい。吸ってみると、強烈なバーレー味にクローブの匂いがまじる。ぼくが初めて味わったのがこの、やや焦げた感じのバーレー味だった。あの頃はこれがパイプの味なんだと思ってましたね。
 かなり甘い。ケーシングはリコリスと思う。しかし吸っていくうちに表面のバーレー味の奥にしっかりバージニアの風味が感じられる。プリンス・アルバートになかった味である。これがちょっと不思議な感覚で、匂いとしてはきついバーレーの匂い、舌と口腔にくる味としてはバージニア。なんともユニークなタバコである。
 ある海外のレビューに、物置を探したら1920年代のこれの缶がでてきた。いまのポーチや缶には「バーレー&ブライト(バージニアの別称)」とあるがそこには「ラッキーストライク&パッキンガム・ブライト」と書かれ、ハーフ&ハーフは紙巻きのラッキーストライク味だ、というのがあった(ある人はキャメルに似ていると書いている)。いずれにしても典型的なアメリカンタバコのテイストだと思うが、ボディにバージニア味を据えたあたり、ヨーロッパ人にも愛好家が多いようだ。
 昔、ぼくはバーレーの匂いは痛烈に感じたが、ボディのバージニアまでは感覚できなかった。いま吸い直してみたら、これ、なかなかいいじゃん。ジョン・ウェインの西部劇映画みたくなったらこれを吸ってみよう。

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by jinsenspipes | 2010-01-20 11:44 | ハーフ&ハーフ | Comments(2)
Commented by ライぱぱ at 2010-01-22 02:09 x
ブログにコメントいただきありがとうございます。。
しかし最近はでは常喫するたばこ銘柄も決まってきてしまって、パイプたばこの記事をぜんぜんブログで書いてません。ラタキア系だとダンヒル・マイミクスチュア965かビュテラ・ペリカン、バージニア系だとオーリック・ゴールデンスライスドかサミュエルガーウィズBBFです。
さらに去年からはパイプよりもシガーに傾倒してるのが正直なところでしょうか。
何はともあれ、またちょくちょくブログ覗かせて頂きます。
今後とも宜しくですm(__)m。
Commented by jinsenspipes at 2010-01-22 21:52
ライぱぱさん

やあ、きてくださったんですね。
ありがとうございます。
ライぱぱさんのブログが素敵だったんでコメントを残しました。
そうでしたか。シガー党になられましたか。
でも写真が見事でしたのでこれからもちょくちょく拝見にあがります。
こちらこそ。
よろしくです(パイプの記事も書いてくださいね)