Jinsen's パイプ

ラットレー: マーリンフレーク

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 ラットレーは1903年からスコットランドで作られてきた名門タバコ。現在はドイツのコールハス社が製造している。海外のレビューを読むとよく「マーリンフレークと比べると……」という評があり、まずはバージニア味の代表の地位にあるのだろう。
 葉組はコールハス社によるとダーク・バージニアとキャベンディッシュ、それにわずかなペリクとある。
 缶をあけると長いフレークが二つ折りされている。ほどよい湿り気があり、脂っこい匂い。
 火をつけると、ああ、なんと旨いバージニア味だ! 軽くクールななかにバージニアのさまざまなニュアンスがどッとくる。ほどよい甘みと酸味。ときどき微かにペリクが香る。ペリク入りバージニアは常喫の桃山がそうなので、思い出してみるとペリク味は桃山より薄い。しかしバージニア全体にしまりをつけているのはまぎれもなくこの隠し味のペリクだと思う。
 バージニアはイギリス伝統の無添加キャベンディッシュで、プレスしつつオーブンで焼かれているので独特の甘みがあり、味が丸く、とりおりクリーミーな味がする。桃山のバージニアはこういう"matured"ではないのでやや青臭い。ぼくはストレートなバージニアの青臭さも好きだしキャベンディッシュの丸みのある甘みも好きだ。
 比較ついでに書くと、桃山はラムでケーシングし、いわばざっかけな庶民の味にしている。こちらは高貴で風格がある。またまたぼくはどちらも好きだ。軽さとクールさについていうとスミュエル・ガーウィスのベスト・ブラウン・フレークとどっこい。
 じつはぼくはラットレーは初めてでした。何しろ値段が桃山の倍だから貧乏人には重すぎる。ぼくが買えるのはイギリスの3社かスリーナンズまで、つまり桃山より5割高いタバコまででアメリカ・タバコなどまず手が出ない。しかしあまり評判がいいのでマーリンフレークを買ってみたが、やはり! まちがいなかった。ラットレーのレシピは現在14種がのこり、コールハス社から出ているので、みんなやってみたいナ。

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by jinsenspipes | 2010-01-27 16:11 | ラットレー | Comments(4)
Commented at 2011-05-19 21:15 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by jinsenspipes at 2011-05-19 21:55
>ぽんたろうさん
あ、やってますか?
ぼくもさきほど食後の一服でやったばかりです。
これ吸いだすとあっというまに1缶あきますね。
ぼくはこれ、かなりペリクが多いと思うけど、どうですか?
ここのところ朝、晩、このたばこです。
Commented by ぽんたろう at 2011-05-19 23:56 x
これがペリク入りってJinsen's さんのプログみるまでで気づきませんでしたwほぐして匂うとものすごく糖度の高いバージニアの香りがしてたのはキャベンディッシュ化されてるからなんですねぇ。ただ葉そのものからはペリクの酸味のあるアノ香りがしないですね・・サミュエルとかのような際立った甘さはあまり感じられないのですが、独特の得たいの知れない上品なに甘さがありますね・・・ただペリクかどうか気づきませんでした。酸味とコクがかすかにあってああこれなのかなぁと思うんですがはっきりいえません><
50gあったのですがもう殆どなくなってます。ついつい吸ってしまって一週間もってないきがします・・・
来月はちょっとこれとセントジェームス2缶づつくらい輸入したいとおもってます。
Commented by jinsenspipes at 2011-05-20 00:23
>ぽんたろうさん
もともとのレシピにはペリクはなかったようなんです。ラットレーの昔のカタログを読むかぎりでは。で、初めて吸ったときどうもペリクが匂うので念のためコールハス社のサイトを見てみたら少量のペリクを入れたとあるんですね。
どうもオリジナルの充分熟成したバージニア味を復元しようとするとペリクをわずかに加えるしか手がないみたいなんですね。ぼくはダンヒルにもそれを感じてます。ただやりすぎるとVaPerになっちゃうから、マ、隠し味というところ。
でもここのところマーリンフレークをやるとペリクが多いなァと思ったりします。
これを開けるとたちまちなくなりますね。つい手がでちゃう。
今日は(もう昨日ですが)朝の一服をナイトキャップにし、昼は気分を変えてバーレーをやり、夜、マーリンフレークにしました。
ぼくは来月はガーウィズ・ホガースのバルク物を1オンスずつ、いろんなのを買って勉強するつもりです。しみったれな買い方で通販会社は笑っちゃうでしょうけど。