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Jinsen's パイプ

マクバレン: バニラクリーム

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 マクバレンのバニラクリーム。缶入りのフレークはバージニアとブラックキャベンディシュのプラグをフレークカットしてあるが、ポーチのはそれをほぐしたもの。
 バニラ味のタバコはたくさんあるがぼくはこれが好きだ。マクバレン社のサイトにあるこのタバコの製作秘話によると、1999年、これを開発したとき苦労したのはトップフレイバーのバニラ風味が強すぎないように抑えることだったとある。たしかにこのタバコはバージニア味とバニラ風味のバランスがいい。
 バニラの芳香とバージニアの深い味わいが絶妙のバランスでくる。旨く吸うとバニラ風味には独特の甘みと、ややクリーミーなミルク味がきてこれがたまらない。過燃焼気味に、熱くして吸うと、バニラの香りとミルク味が前面に出過ぎてバージニア味が隠れてしまう。できるだけ火種を小さく、ちびちび吸わないといけない。
 冬の朝、眩しい陽光を正面にうけたわが家の縁側で、寒い日だが陽射しが強いおかげでぽかぽか日なたぼっこしながらこれをたのしんだ。至福の時間。

# by jinsenspipes | 2009-12-24 16:52 | マクバレン

アンフォーラ: フル・アロマ

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 フル・アロマチック。いわゆる「赤」である。
 30年前、初めてパイプを買ったとき、ショップの店員さんにたばこは何がいいのと聞くと「辛口ならハーフ&ハーフ。甘口ならアンフォーラ」といわれて両方買った。これは適切な紹介だったと思う。どちらも火付きと火持ちがよく、初心者にはもってこいである。
 のんでみるとハーフ&ハーフはやや焦げた匂いの乾いた味でアンフォーラは甘く、ミント風の清涼な香りがあってどちらもいい。のちにバージニア味を知ってからはバーレー味のハーフ&ハーフはのまなくなったが甘口のアンフォーラはずっと続いた。いまでもなくなると次を買ってる。
 これはミクスチャーでなくキャベンディッシュである。ポーチの説明によると、バージニア、バーレー、ケンタッキー、オリエンタルをケーキにし、リボン状にカットしたものという。このリボンだが昔は少し太めで今はだいぶ細くなっている気がするのだが、どうでしょうか?
 味はいまでも変わらない。甘みとミント風の清涼な香りが素敵。しかしフルボディで、しっかりバージニア味がするし、とくに後半は良質のバージニアたばこの味わいが深い。

# by jinsenspipes | 2009-12-18 22:36 | アンフォーラ

サミュエル・ガーウィズ:  パーフェクション

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 サミュエル・ガーウィズのパーフェクション。
 名前の由来は、この会社がお客さんの注文でこれを作ったところ「完璧だ(Perfection!)」と賛辞を受けたというんですね。
 バージニア、ターキッシュ、ラタキアのミクスチャーで、缶をあけるとまずラタキアの香り。前半はラタキア味が強いけれど後半はバージニア味が深くなる。
 かなり甘口に仕上がっていて、その甘みのなかにかすかにバニラの香りがする。このあたりの配合が絶妙だ。バニラはこのくらいがちょうどいい気がする。おなじ会社のグラウスムアもバージニア主体ながら甘く、さわやかな香料が香るが、ぼくはどちらも好きですね。

# by jinsenspipes | 2009-12-16 14:41 | サミュエル・ガーウィズ

ジャーマイン: ペリク・ミクスチャー

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 ジャーマインのペリク・ミクスチャー。
 じつに旨いタバコだ。
 バージニア、メリーランドゴールデンキャベンディッシュ、ペリクのミクスチャー。
 ペリクはスリーナンズが好きだし、朝一番の桃山もペリクが入る。しかし初めてだったがぼくにはペリクはこれならこれが一番と思われた。
 缶をあけるとじくじく湿っている。しかも猛烈な匂い。この酸味と臭気はちょっと類がない。そして一服すると、キャベンディッシュの甘みとペリクの強い味がどーん。ふつうペリクはバージニアの隠し味か旨味をますために入れると聞いていたけどこれはもろペリクという感触。つまりバージニア/ペリクじゃなくてペリク/バージニアなんだな。
 スリーナンズだとバージニア味にペリクがうまくブレンドされ、そこにお花の匂いのような高貴な香りが漂う。また桃山だとペリクはほんの隠し味でおかげでバージニアの味が塩気をおびたしんなりした味になってそれが旨味となる。しかしこちらはペリクが前面にきて、それがキャペンディシュの甘みでとろ〜とした独特の味になる。うーん、こういうのありなんだと感心しいっぺんに好きになった。

# by jinsenspipes | 2009-12-16 11:47 | ジャーマイン

JT: 桃山

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 桃山。
 ぼくの朝一番のタバコはこれ。
 ペリク入りのバージニアです。
 パイプ歴は永いけど、何度も挫折して紙巻きにもどってます。しかしタバコそのものは大学時代からずっと続いている。まあ肺は真っ黒でしょうね。2006年。しばらく休んでいたパイプを再開し、当初は紙巻きとパイプ、半々でしたがそのままパイプの量がふえて今になってます。たぷんこのままパイプふかしながらあの世にいくんでしょうね。桃山が朝一のタバコになったのは2007年頃から、来年でもう3年になります。
 ほぼ1ヶ月に1缶のペース。のむのは朝一だけであとはほかのたばこです。パイプはダンヒルとチャラタンのどちらも小ぶりのアップル。ダンヒルの2番になるでしょうか(あまりよく知らない)。

 習慣になったせいか朝一番の桃山はじつに旨い。舌に甘みとほのかなお酒の香り。そしてバージニアのやや青臭い味と、じくじくわいてくるエキス。ペリクはバージニアに塩味をつけたくらい控えめですけど、ときたまにょろにょろと蛇のようにからんでくるときがあります。これがくると、あ、きたナと……。
 バージニアにしては甘すぎるとおっしゃるかたが多いけど、日本人にはこれくらいマイルドなのが合っている気がします。後半、ややバーレー味がでてくるのが難ですね。

# by jinsenspipes | 2009-12-13 22:20 | JT